自社で培地作成から酵母の培養まで行う酵母種作り

アサヒ酵母の酵母事業では、酵母を育てる培地から酵母の培養まで自社で行っています。
そのため、信州産リンゴ果汁の培地や、自社で製造した米麹を利用した培地など、ユニークな培地で酵母を育て、その酵母を使用した酵母種の製造が出来るのです。

自社で米と米麹を原料の主体とした原材料作り

アサヒ酵母の酵母事業では、自社で米をα化した「α化米粉」、米麹その他製パン用商品に使用する原材料を製造しています。自社で培養した酵母と、自社で製造した原材料、その他の組合せによりアサヒ酵母のこだわりの製パン用商品は作られています。

アサヒ酵母の酵母種

酵母種とは、酵母と各種原材料を組み合わせた商品です。主にパン生地の発酵を目的としています。
複数酵母の使用により得られる風味の違いや、イーストとは異なる味わいなど個性的なパン作りに向いています。

酵母種の紹介

• 信州りんご酵母

  仕込み水に溶いて中種に加えるだけで手軽に使用できます。長時間の種起こしは必要ありません。
  発酵が穏やかに進むため、充分に吸水した柔らかなクラム・クラストに仕上がります。

• ドミナー

  信州産りんご果汁で培養した酵母に食品原材料をミックスしました。
  いわゆる天然酵母に近い商品ですが、イーストを併用していただくことで、長時間の発酵を必要とせずに自然な風味をもたらします。

• 発芽玄米パン酵母種R-50
  発芽玄米パン酵母種R-100

  低糖生地向きで、標準使用量は対紛5%です。
  乾燥酵母に自社培養酵母や発芽玄米粉、乳酸菌などを加えました。複数酵母により風味豊かなパンに仕上がります。

• 発芽玄米パン酵母種R-200
  ハードロリーゼ800

  R-200は高糖生地向きで、標準使用量は対紛5%です。耐糖性に優れており、菓子パンなどの生地に適しています。
  ハードロリーゼは低糖生地向きで、特にフランスパンに最適です。本製品、小麦粉、食塩、水のみでフランスパンができます。

生地改良素材の紹介

生地改良素材とは、酵母と各種原材料、もしくは酵母以外の各種原材料を組み合わせた商品です。
主にパン生地の発酵補助と生地の改良を目的としています。

• ハイロリーゼP-200
  ハイロリーゼPC-200

  P-200は米麹や自社でα化した米粉などを原材料とし、イーストフードの代替品として使用できます。米麹に含まれる自然の酵素の作用などにより、ソフト感のあるパンができます。
  PC-200はP-200に天然ビタミンCを豊富に含んだアセロラ粉末を加え、より効果の安定を図った人気商品です。
  標準使用量は対紛0.2～0.5%です。食品添加物は使用していません。

• α化米粉
  発芽玄米粉

  α化した米粉は、未加工の米粉と比べ優れた吸水性を持ちます。吸水性の向上により、しっとり感のあるパンができます。
  健康食品として定着した発芽玄米を自社で乾燥・粉砕して使いやすい粉末状にしました。健康イメージのあるパン作りにお役立てください。
  α化米粉と発芽玄米粉をミックスした「発芽玄米ミックス粉」もございます。

• ラクトロリーゼRBW-600

  イーストフードの代替として利用できます。複数種類の自社培養酵母や乳酸菌を使用し、独特の風味のあるパンができます。
  標準使用量は対紛0.2～0.5%です。

• ハイロリーゼP-118

  イーストフードの代替品として使用できます。吸水・窯伸びも良く、ソフトで安定したパンができます。
  標準使用量は対紛0.2～0.5%です。